お茶が教えてくれた15のしあわせ

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映画のほうを左記に見て、本を後から読んだのは間違いではありませんでした

 

日日是好日

 

サブタイトルは「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

 

この本を読んでみようと思ったのはある方の影響でした

それは7年間お稽古した茶道をずっと中断していて、再開した昨年、指導してくれた

若き茶道教授のひとことでした

 

映画見てきましたって私が言うと、

 

あの原作はね、遠出するときとか、いつも持って読んでいたんです

読むたびに違う気づきがあるんです

 

そうおっしゃったから、その気になって、、、、

 

 

読んでみて驚いたのは、作者が森下典子さんであること

森下さんはジャーナリストで、以前、実家で愛読していた「週刊朝日」のコラム

「デキゴトロジー」を書かれていた方だったんです(知らなかったのか?)

 

そしてこのエッセイは森下さん自身の経験だったんですよね

 

15のしあわせとは、、、、

 

序章 茶人という生きもの
第一章 「自分は何も知らない」ということを知る
第二章 頭で考えようとしないこと
第三章 「今」に気持ちを集中すること
第四章 見て感じること
第五章 たくさんの「本物」を見ること
第六章 季節を味わうこと
第七章 五感で自然とつながること
第八章 今、ここにいること
第九章 自然に身を任せ、時を過ごすこと
第十章 このままでよい、ということ
第十一章 別れは必ずやってくること
第十二章 自分の内側に耳をすますこと
第十三章 雨の日は、雨を聴くこと
第十四章 成長を待つこと
第十五章 長い目で今を生きること

 

この項目が読んでいくとじわりと身に染みてきます

読み進むにつれて、その光景が浮かんでくるようになります

 

毎日がよい日。雨の日は、雨を聴くこと。五感で季節を味わう歓び。
今、この時を生きていることの感動を鮮やかに綴る

 

この本で救われた人がどれほど多いことだろうと思いを馳せます

だってこれを読んでいたら、ほぼ自分が思い悩むことが軽くなっていくんですもの

 

大げさかもしれませんが、人生のバイブルとして、今後もときどきページをめくりたいと思いました

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旅する力

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沢木耕太郎さんの著書です

 

ずっと若いころに一読して、何十年かの時を経て再読していますが

なんと旅心を掻き立てることか・・・・

 

という思いをいったんおいといて、この旅する力を読んでみました

これはサブタイトルに深夜特急ノートと書いてあるように、ユーラシアの旅に出る前のことと

戻ってからのことが綴ってあります

 

旅好きならいちいち納得することばかりですが、沢木さんのこのころのバックパックは

半端じゃありません、今のようにネット環境というものがないわけですからね

そこで持ち物、お金、必要なもの、そうでないもの、全部ひとりで体感しながら

組み立てていくのです

 

しかし、具体的な事柄よりも、より惹かれたのは、旅とはなんぞや?そこからでした

 

この沢木さんの本を読んで「旅」とはなんぞやがぼんやりイメージできたのですが

それを文章に起こすとなるとまた難しいし、沢木さんの言わんとしたことからかけ離れる気がします

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんな中で、本題とはちょっとずれてしまうのですが

旅に出る前に、周到な準備をしているとき、誰しもが感じるという

 

なぜ、旅に出るのだろう?

本当に行くの?

 

適な自問自答。そうなんだ、沢木さんもそうだったんだ、わたしも必ず1度はあります

それがなぜなのかは謎なんですが、私なりの理解では、煩雑な手続きや

しがらみをチェックして旅立つ手配をしているときって、そのエネルギーを保ち続ける

集中力が、いったんどっかで切れるのでは?と思います

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、本書では沢木さんは各国の様々なエピソードを通じて

旅の楽しさや注意点、反省すべき点など教えてくれるのですが

今はまた状況が違うとはいえ、それは変わらず

 

恐れずに、でも、細心の注意をもって

 

というのは変わらない気がします

 

沢木さんは

 

旅に教科書はない、自分で教科書を作るのです

 

とおっしゃっています。旅をこよなく愛する一読者として心に染み入る言葉です

 

旅に出たいあなた、旅に出たくてもままならないあなた、ぜひ手に取って読んでみてください

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深夜特急

うんと若い頃に話題になって一気に読みました

あまりにも若い頃に読んだのですっかり忘れ

再度のチャレンジ



この沢木耕太郎さん、当時はこんな素敵な人が

本当にいるのね〜なんて思ったのですが(^^)


沢木さんの紀行文です

インドのデリーからロンドンまでの20000キロ

乗合バスで乗り継いで旅する


全てを投げ捨てて旅だったわけですが

今のように海外旅行が容易ではなかった時代

1970年代前半のこと

携帯電話もデジカメも存在しない話


すごく新鮮です


そして26歳の青年の1年に及ぶユーラシア大陸を横断する旅では、感動ポイントが面白い


誤解を恐れずに言わせてもらえば

私のポイントに似ています


以前読んだときはそんな風に思うことも

切なくなることも有りませんでした


ぼーっと生きていても(笑)人間としての経験値が上がっているものなのかなと思ったりして


バックパッカーのバイブルと言われたこの本

今、再読して強く惹かれています

やはり母のDNAがそうさせるのでしょうか


漂泊の思いやまず。。。。

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模倣の殺意

久しぶりにミステリーを読みました


中町 信 著


模倣の殺意



帯に書いてある「これはすごい!」で購入

たまたま図書カードがあったもんで。。。


でもね、これに関しては多くを語らないで下さい

驚きたい方は手に取ってみて下さいって

さらに注意書きで 解説は最初に読むなって。。。



これだけでもワクワクするじゃあありませんか!



そしてそして。。。。


最終部分の真相解明の章には


あなたはこの後待ち受ける意外な結末の予想がつきますか?ここで一度本を閉じて結末を予想して下さい


そう書いてあります


結果、私はちゃーんと騙されました(爆笑


あらら、ここまでしか書けません

寒い冬の時期、お家でゆっくり読書するには

かなり読み応えのある本です


どうぞトライなさって下さいね

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フェルメール巡礼の夢

東京に9点の作品が集結してるフェルメール展


ええ、ええ、私は天邪鬼ですから行きませんよ(^^)

というより、並びたくない(爆


全35点しかないと言われる作品数のうちの9点

魅力的ではありますが、私は頑固に現地に拘っています



こんな雑誌を手にしました

美術館を巡る旅の参考にと思って。。。


その最初の特集がフェルメール

世界地図があり、どこに何があるかがひと目で

わかるようになっています


さっそくチェックチェック♪



おお!20点に既に出会えておりました


最初に出会ったのがアムステルダムでの

「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」

「ディアナとニンフたち」「小路」「恋文」

「青衣の女」「牛乳を注ぐ女」


その後、ベルリン、ドレスデン、パリ、ウィーン

そしてボストン、ニューヨーク


あああとはどこに行けと?(^^)


妄想が膨らむ膨らむ。。。。

何もフェルメールを追いかけてるわけではなくて

出会うチャンスがあれば、のスタンスでした


今後もそのスタンスは変わらずに。


ところでこの雑誌、本当に観てて面白く

その辺の画集よりも見応えがあります

何より国の内外を問わず、いろんな美術館が

紹介されています


徳島のあの大塚国際美術館

紅白の米津さんのバックで有名になったアレ

しっかり掲載されていました


ふぅ〜〜うっとりの画像満載


CREA Traveller Winter2019

バックナンバーでネット通販で購入できますよ


こんな旅のスタイルも有りですね

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誰かを幸せにするために

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人気シリーズの伊集院静さんのエッセイ 

大人の流儀シリーズ

 

誰かを幸せにするために

 

 

この伊集院さん、あんまりよくは知らなかったのですが、以前からなんとなく

魅力的な方だなと思っていました

 

そりゃあ魅力もあるでしょう、最初の奥様とのお子さんは今は女優さん

再婚されたのはあの夏目雅子さん

 

そして夏目さん亡き後、再再婚されたのは女優の篠ひろ子さんですからね

名だたる美女たちを虜にする魅力をたたえた方なんでしょうね

 

その伊集院さんの冒頭の文章が、夏目さんのことでした

 

夏目さんが急性白血病にかかり、闘病していた時、伊集院さんは仕事をやめて

ずっと付き添っていたそうなんですが、その209日の月日

夏目さんはどんなに辛かっただろうときも伊集院さんの前では笑顔を見せていたそうです

 

夏目さんは伊集院さんに

 

私といるときは笑っていてください、笑顔を見せてください

 

そういったそうですが、伊集院さんは笑うことが苦手だったそうで、そういうと

 

じゃあ練習しましょう

 

と言って、練習させてげらげら笑いながらそれを見ていたそうです

 

もしあの笑顔がなかったら209日という日々はどんなにか切ない時間に

なっていただろうかと思う 今秋で33年目を迎える

 

ーー あの笑顔はすべてわたしのためだったのだーーー

 

彼女は自分が生きている間はこのダメな男を哀しませまいと決心していたに違いない

 

人間はだれかを幸せにするために懸命に生きるのだ

 

本文にはこう書いてありますが、とても納得しました

その後、伊集院さんはお酒におぼれてひどい生活をされたようですが

今は売れっ子の作家さんです

 

なんでも、超多忙らしく、なぜそれほどまでに仕事をするのかと問われると

 

60歳まではさんざん遊んで馬鹿なことをしていたから60歳になったらそのぶん

一生懸命はたらくのだとかおっしゃっていたらしく。。。苦笑

 

短編エッセイの編纂なので、いちいちよく覚えていないのですが

なかなか痛快な内容と、納得したり、諭されたり、反発したり

あっという間に読み上げました

 

伊集院さんのバックボーンとなっているのは少年のころ

弟さんを海難事故で亡くしたこと、若い夏目さん(27歳だった)を亡くしたこと

そのつらい体験が大きく影響していると思いました

 

あの素敵な夏目雅子さんがこの世を去った年、御巣鷹山で日航ジャンボ機が墜落

そんな年だったんですね

 

正月から胸に響いたことば

 

人間はだれかを幸せにするために懸命に生きるのだ

 

 

 

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散り椿


散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に

散っていけるもの―たとえこの世を去ろうとも、

ひとの想いは深く生き続ける。


散り椿とはそういう意味合いだそうです

かつて一刀流道場の四天王と謳われた勘定方の瓜生新兵衛は、上役の不正を訴え藩を追われて他藩で

の厳しい暮らしをしていました

その新兵衛とともに生きていた妻、篠は病に倒れ、

死に際に帰藩して、実家の散り椿を見てくれと言い残します

帰藩した新兵衛は、藩にはびこる悪と家老と側用人の対立など、かつて自分を追放に追いやった事実とともに、藩内の秘密を明白にしていくことになります


青春を共に過ごした四人の友、その生き様と友情

そして恋も。。。


秘めた想いを胸に、誠実に生きようと葛藤する人々を描いています。

 ザ・時代劇   武士でござる!!


物語としては良い出来だと思います

しかし、登場人物の心情に寄り添えるか?と

問われれば


否!  ですかね


さてこの「散り椿」映画化され今月末から公開


新兵衛には岡田准一さん

準主役には西島秀俊さん


それに私の好きな柳楽優弥さんなど


けっこう充実してますね





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重力ピエロ

おはようございます


大雨被害が拡大しています

本当に本当にお気の毒です

まだ気を抜けない状況ですが、どうかより多くの方が助かりますように


最近読んだのは



伊坂幸太郎さんの重力ピエロ


彼の小説は奇想天外な部分とリアルな会話の噛み合い方ではないかと思うんですよね


仲のいい兄弟 泉水と春

彼らは家族に起きた過去の辛い出来事を抱えながら成長して大人になった


彼らが兄弟としてかけがえのない存在であり得たのは両親の深い愛情だったと思う


たまたま放火された泉水の会社、その前後には

連続放火があり、予見するグラフィックアートも出現。


謎解きに乗り出したのは入院中の父と兄の泉水


そして解き明かされるアートと落書きの謎


。。。。。。。。。。。。。


弟の春は母親がレイプ事件で身籠って

数々の批判や中傷を浴びながらも産んだ子



それは春も知っていること

連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて。。。


終盤一気ですね


前半は普通の小説です。青春のひとコマ

そんな中でも知ってて役に立つガンジーの言葉や

ネアンデルタール人の話など退屈しない内容


伊坂さんの本は間違いないですね


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忘れられた巨人

カズオ・イシグロの小説読みました


この「忘れられた巨人」はファンタジーだって聞いてたから敬遠していたんですが

手を付け始めたら面白かった



キングアーサー没後のイギリス


一見平和だけれども、それはいろんなことを人々がすぐに忘れてしまうという不思議な現象によるところが大きかった

それはどの地域を覆う霧のせいということでした


ある老夫婦が居て、その夫婦は記憶を取り戻すべく、遠く離れた場所にいる息子に会うために長く危険な旅に出ます


道中出くわす事件や人々などなど、老夫婦にとっては決して楽ではない旅


物語の最終章で

「霧にいろいろ奪われなかったら私たちの愛はこの年月をかけてこれほど強くなれていただろうか?」

と夫がいうシーンがあるのですが


忘れてこそに上に基づく愛ってありますね(笑


夫婦とはいえ他人同士、嫉妬や愛情の不均衡など負の感情が混ざり合うものです


あれ?これって愛の物語でしたっけ?

よくわからなくなりました





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たゆたえども沈まず

おはようございます


購入したのは2ヶ月も前のこと

寝る前に読んでいましたが進まず

本日気合いで読了


ゴッホの話


と言うより、ゴッホと弟のテオ、日本人の二人の画商、林と重吉の4人の出会いとそれが紡ぐ物語です


舞台はパリ  日本人の二人はパリで画商として成功するべく、完璧な振る舞いとフランス語、そして何よりも絵画を観る確かな目を養っていました


ゴッホは何をやってもうまくいかず、ひたすら絵を描くことで生きていましたが、弟のテオは画商であり、ゴッホの才能にいち早く気がついた人物でもあります


それでもゴッホは破天荒でテオの世話になるばかり。テオは兄に憤りを感じながらも助け、時には憎み、愛し支えていきます


日本人の画商二人はそんなゴッホ兄弟に

魅力を感じ、人生を絡めていきます


時は絵画の一大変革期

印象派や浮世絵の台頭でパリそのものが

大いに活気付いていました


最後、ゴッホとテオの想いの丈がぶつかり合い、大きな感動に包まれます


映画「ゴッホ最期の手紙」を観て胸を熱くしましたが、この本もまた胸に沁み入る物語でした


ちなみに


たゆたえども沈まず


というのは、パリの標語です

これまでの歴史上、幾度となく攻められ

侵略されてきましたが、そこで大きな揺らぎがあっても、決して沈まなかったパリ


物語の中で、画商がゴッホにセーヌの岸辺で

決して沈まないよう諭すシーンに使われています


ゴッホはついに名作「星月夜」を

描き上げました

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